2018-02-06
薬剤師・漢方マイスター
田辺 豪

神奈川県大和市出身
漢方相談専門薬局「大和漢方センター田辺薬局」代表
当漢方薬局での年間相談件数は5000件以上にのぼり、そのうちの約4分の3を私が担当しております。
漢方相談は様々な病気や症状などのお悩みを、漢方という医学の視点で考えて、改善するために必要な漢方薬やサプリメントを駆使するというもので、対象とする病気や症状は多岐にわたり、特定の診療科には限定されません。
赤ちゃんからお年寄りまで、人や病気の一生に寄り添っていけるように日夜精進しております。
当漢方薬局はもともと実父が1972年に開局し、私も入局して約20年が経ちました。
実家が漢方専門相談薬局を営んでいるという稀有な境遇のため、小児の頃より風邪を引いた時でも、私の治療には漢方薬が用いられてきました。
まさにホリスティックな医療だけて育ち今に至ります。小児喘息がありましたが一度も西洋医学の治療を受けた事がなく、中学2年を境に一度も発作が出る事は無くなりました。自分がアレルギー体質をもちながら、喘息や花粉症などの症状を漢方で克服寛解してきた経験は、現在の仕事にも役立っております。
薬科大学を卒業後、大手調剤薬局に勤めました。
配属された薬局では多い日で1日に700枚の処方箋を応需しており、日本の医療の極端な面を経験しました。現代の外来薬物医療に対して、私なりの価値観が築かれていった貴重な時代でした。
その薬局では新規にOTC部門を開設する担当となり、当時はじめて医大病院や開業医が自費診療にて行っている「がん代替医療」をはじめて学び、提案しはじめるという事を行っていました。
「がん代替医療」は従来の手法とは異なり、抗がん剤・放射線によりがん細胞を攻撃したり、外科的にがん組織を切除する、などの視点ではなく、人に備わる「病気を治そうとする力」を高める、という視点で、がんに対してアプローチをするという、全く違う手法の医療です。この経験は私にとって、現在の漢方相談専門薬局での日々の漢方相談にも、治療のスタンス(考え方)の中核を成すものとなっています。
漢方相談専門薬局という特異な臨床の場ならではの経験を活かして、講義の中では「くすりとの上手な付き合い方」をお伝えします。
平成9年 明治薬科大学卒
相模原漢方研究会 故菅野宏信先生に師事
大和漢方センター田辺薬局代表
公益社団法人 大和綾瀬薬剤師会 理事
日本体質改善研究会 全国理事
(Blog )http://tanaweb.co.jp/cmswp/go/