2018-08-02ほりままコラム
子どもの熱中症予防に親ができること

今年の夏は猛暑と言われた年と比較してもさらに異常とも言える暑さとなっています。
学童の熱中症による死亡事故という、悲しい事故も発生してしまっています。
学校での郊外学習に参加した後に亡くなってしまったのですが、何か無理があったのでしょうか。
まだ、小学1年生だったということですが炎天下での活動は適切な判断だったのでしょうか。
こんな事故が2度と繰り返されないように、私たち大人、親ができることを考えてみたいと思います。
熱中症は誰にでも起こりうる疾患ですが、特に子どもと高齢者がなりやすいと言われています。
暑い環境に長時間さらされると、体内の水分や塩分が減少し、血流が悪化します。
それを放置していると体温調整機構が破綻し、平熱が維持できなくなります。
体内臓器の異常な高温が解消できずにいると、全身に様々な障害が発生し、前述のような悲惨な事故につながります。
子どもが熱中症に弱いわけ
・大人に比べて身長が低いため、地面に近く、照り返しで高温にさらされやすい
・汗を分泌する汗腺が発達してないので、体温調節機能が未熟(乳幼児は特に)である
・大人の体が占める水分量の割合は60%だが、子どもの体に占める水分量の割合は80%と高く脱水症状になりやすい
・体温に合わせて服を脱いだり着たりの調節が自分でできない
・自分で体調の不調に気づかず、訴えることができない
熱中症に対する標準的な予防法
1)こまめな水分補給
水分だけでなく不足しがちな塩分などの電解質も補給する
2)暑さ対策、クーリング
暑い屋外での運動や、外出、外遊びの時間は長くならないようにし、涼しい場所で休息時間をとり、体温をさげる
3)衣類の工夫
外出の際は帽子を被せる
衣服は通気性が良い物、下着は吸湿性があり乾きやすいものを選ぶ
太陽の熱を吸収し熱くなりやすい黒色系の衣服はさける
4)環境の工夫
室内では、カーテンやすだれなどを使用して直射日光を遮断し、エアコンや扇風機を使用して室温を28度位に保つ
拭いても拭いても汗がとまらないときは、冷タオルや保冷剤などを使い体を冷やす。
脇の下、首、脚の付け根の下にある太い血管を冷やすと効果的に体温を下げられる。
(おでこに貼るジェルシートは頭蓋骨が冷却作用を遮断するため、熱中症対策にはなりません)
熱中症になってしまったと思ったら
1.子どもの状態をチェックする
・体温を測る
・皮膚の湿り気はあるか?乾いていないか?
・汗のかきかた(まったくでない、あるいは異常に多い)
2.水分補給
・予防同様、飲めるのであれば少量づつでも水分摂取を
3.全身のクーリング
※水分摂取もできない、呼びかけてもぐったりしている、筋肉痛・痙攣、など著しい異常があればすみやかに医療機関を受診して下さい。
熱中症にいたる原因としては日々の疲れ、寝不足、体力なども影響していると考えられています。
標準的な予防、対応だけでなく、子どものもつ体力や熱中症への耐性を育んだり、
疲れや寝不足(寝付きが悪いなど)を改善したりするきっかけとして、
ホメオパシーという自然療法も効果的かもしれません。
子どもの熱中症対策におすすめのレメディー
ホメオパシーは自ら治る力を発動させる自然療法で、ドイツ人医師によって確立されました。
ホメオパシーで使うレメディーは、心身ともに働きかけることができ、 老若男女に安心して使用できるので、お子さんにもオススメです。
子どもの熱中症対策にオススメなレメディーの1つに Bell.(ベラドーナ)があります。
Bell.(ベラドーナ)は、発熱したときに最も使われるレメディーです。
風邪などを引いて発熱しているときでも、太陽の熱や気温にさらされたことより体温が高くなっているときでも、
平熱より体温が高くなっている状態にはBell.(ベラドーナ)です。
体温が高くなってしまう前に、熱中症になる前に、あらかじめBell.(ベラドーナ)をとることもできます。
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