ゼロから学ぶホリスティックママになるための学校

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2018-02-26

【ほりまま】Vol.211 お薬・漢方 古代中国の季節観 二十四節気「雨水」 の養生

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こんばんは。

漢方ソムリエ薬剤師の
田辺 豪(たなべ ごう)です。

「立春」
2月19日(月)の午前2時18分に
私たちが住むこの地球は
宇宙の「雨水」を通過しました。

雨の冷たさ(寒気)がだんだんと温かくなる頃となります。
暖かくなるとどのような変化がおこるのでしょうか。

寒気が強いということは、地中の水分が揮発しにくく、自ずと空気が乾燥します。
土中の湿気が機能しないのが冬です。

春はだんだんと温かくなります。
土中の湿気も空気中に戻ってきます。

太陽のエネルギーってさまざまな所に作用しているのですね。
本当にお天道様はありがたいです!

空気を暖め、湿気を強めてくれているのです。
だから命が芽吹くスイッチが入るのです。

人間の体においても同じように、いくら加湿してもお肌や粘膜の乾燥がひどいのは寒気のせいです。

キレイを追及されている方々が、冬の季節によく「蒸しタオル」をお顔に用いられるのは、とても効果が高いかもしれませんね!

蒸しタオルして、そのあとにメイクを行なったり、就寝前の保湿ケアでオイルを使う前に上手に用いてしてみてはいかがでしょうか!

蒸しタオル後の保湿ケアに私の漢方薬局では、天然のトリテルペノイド「スクワレン」オイルを推奨しています。

「スクワレン」と「スクワラン」というオイルがありますが、似て非なるものです。
スクワレンは天然のタイプです。
なので鮮度や、保存方法も重要です。
こだわる方は、ほぼ完ぺきに酸化をふせいでいるカプセル剤を、ご使用前に開封して美容液に混ぜてご利用されます。

スクワレンというオイルは、私たちの体内でも作られているオイルなので、浸透性がものすごいです。
私も、鼻の頭のザラツキをスクワレンオイルでツルツルにしてもらいました!
赤ちゃんにも安心して使えます。

スクワランとうオイルは、スクワレンオイルの酸化を防ぐために、水素添加をして工業的に作られるオイルです。
古くは、戦闘機のエンジンオイルに利用されていました。
モータースポーツをしている人達からは、エンジン性能を高かめる伝説的なオイルとして有名です。

トランス脂肪酸というのは、サラダ油からマーガリンやコーヒーフレッシュなどを製品化しているもので、マーガリンは蟻んこも食べません。
スクワランオイルもスクワレンというオイルが酸化しないように、同じような製法で作られています。
天然には存在しないオイルがスクワランです。

お肌に安心して使いたいので、私はスクワレンオイルを推奨しています。
良い物は「レ」の方です!
覚えておいてくださいね。

私の薬局でもスクワレンオイルを取り扱っております。
気になった方はいつでもご相談ください(笑)
良い物は「レ」の方です!

その次におすすめなのはグリセリン系保湿でしょうか。
グリセリンは、中性脂肪の構造体で、体内にもともと存在しています。
グリセリンを配合した化粧水やハンドクリームの使用感が良いと感じるのは、もともと体内の潤い成分だからです。(スクワレンも同じようにもともと体内に存在する脂質なので、浸透率がとても良いのが特徴です。)

無着色・無香料・弱酸性に作られているものですと、プローラシリーズや、OZONA(オゾン配合化粧品)シリーズが良質です。

妊娠・出産・授乳・育児と、体の中からも消耗が多いうえに、家事炊事で水仕事が増えるとお肌のコンディションが悪くなるとお悩みの方も多いので、漢方薬局ならではの乾燥ケアのお話でした。

「雨水」のお過ごし方。

湿気がこれから増えてくと、良い事も、ちょっと不調な事も、実はあるのです。
湿気の利点とリスクを把握しておくことが大切です。

それと今年の傾向を予測しておくことも大切です。
冬が寒くても、桜の開花予想は例年どおり。
つまり、これから急に暖かい日がきます。

急に暖かくなる春の寒暖の差は、感染症や眩暈などの自律神経症状が出やすくなります。
疲労やストレスが積もり積もると、リスクは悪化しやすくなります。
なので、普段のセルフメディケーションが肝心です。

どうしても慌ただしくなる年度末。
きつい時にどうしても凌ぎたい!という方には、
BCEx(クロレラエキス)や、牛黄(ごおう)製剤などが、十分な即効性もあるので重宝します。

私はいつもカバンの中や、枕元にストックしてあります。
旅行の時などは、少し多めに持っています。
それは急に家族や友人の具合が悪くなってもすぐにあげることができるからです!

湿気の利点は、潤いを増してくれることです。
生き物はもともと海の中で生まれました。
生物は水の中で生きる事の方が、本当は得意なのです。
それを敢えて捨てて、陸上の世界へ進出しました。

適度な湿気が生命を育むのです。
熱帯雨林と砂漠での、生物の多様性の差をみれば一目瞭然です!

湿気のリスクは、
1、細菌が繁殖しやすい
2、胃腸の調子を崩しやすい
3、体が重だるくなりやすい
4、むくみやすい
5、めまいがおこりやすい
などがあります。

湿気で命を育む利点と、湿気が体の負担になるリスクを知り、どちらが体に影響しているかを考えて、常々の健康づくりを行うことが必要だと思います。

単に水分を何リットル飲めばよい、という一元管理は各々異なる人の体には通用しないのです。

今日も最後までお読みくださいましてありがとうございました!

記事担当:田辺 豪(大和漢方センター田辺薬局 代表)
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